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製品サービスPLCを有効に活用する
生産ラインのコントロールをPLC(*1)が行っているケースがあります。この場合、生産活動における様々データ(たとえば生産実績や生産機器の情報など)をPLCが保有しており、そのデータを上手に活用することによって単に記録を残すだけに留まらず、時には生産性や品質の向上につながるヒントを得ることが可能になります。*1:programmable logic controller の略称で「シーケンサ」と呼ばれることもあります。家庭用電化製品をはじめ、エレベーターや自動ドア、信号機などの身近な設備から工場の自動化設備まで、様々な目的で使用されています。
処理の概要
PLCよりも表現力、情報処理能力の両面で優位性のあるパソコン上に以下の機能を持つアプリケーションを構築することによって、情報の有効活用を実現します。
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データ送受信
各種通信ネットワーク(*2)上に接続されているPLCとのデータ送受信を可能にします。当該機能の構築においては、生産性の向上および品質の確保のため、対象PLCに適した通信ソフトウェア製品を活用します。
*2:Ethernet/MEMOBUS/MECHATROLINK/OPC/FL-net/CC-Link/RS232C/RS422など -
生産情報を見える化
PLCから取得した各種のデータをお客様のご要望にあわせて様々な切り口でモニタに表示(見える化)します。取得したデータは記憶媒体に蓄積することも、加工・分析する機能を実装することも可能です。
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生産情報の提供
上位システムから取得した生産情報(対象・数量・スケジュールなど)や製品情報を適切なタイミングでPLCに渡すことも可能です。
期待できる効果
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品質・生産性向上
実績データや分析結果の見える化は生産ラインの現状把握を容易にするだけでなく、問題発生の予兆を発見することにも役立ちます。また障害が発生したことを周知させる手段として活用することも可能です。
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適用システム・応用例
本システムはPLCを使用したあらゆる生産ラインへの導入実績(あんどんシステム*3、デジタルサイネージ*4など)が多数あります。
*3:生産現場において各種設備の稼働状況(異常や故障の発生状況を含む)や生産計画・実績などの情報を収集し、リアルタイムに見える化したシステムです。収集した情報は視認性を高めるために大型モニタに表示する形が一般的です。あんどんシステムは生産現場の問題を解決すると同時に、品質・生産性の向上にも貢献します。
*4:デジタル技術を活用してディスプレイやプロジェクタなどによって映像や文字を表示する情報・広告媒体のことで、いわゆる電子看板・電子掲示板です。生産現場においては前述の「あんどんシステム」などで情報を表示するための媒体として活用されています。
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担当:小田原諭、上野一平まで