OutSystemsの魅力を語る。 なぜ、OutSystemsに取り組んだのか?

今、高速開発ツールで世界トップクラスのシェアを誇る「OutSystems」。
2001年に発売され、2014年頃に日本上陸。その翌年、SCSK九州にも導入されることになり、3名でスタートした
「OutSystems分室」は、現在では17名体制の「OutSystems開発課」へと成長を遂げた。その中心となって活躍している岡部浩太郎さんと人見達也さんが、OutSystemsの魅力について語る。

ベテラン社員の活用、大幅な納期短縮で他社との差別化、保守フェーズにおける優位性。
それが、「OutSystems」導入で見えたメリット。

「OutSystems」導入で見えたメリットイメージ 「OutSystems」導入で見えたメリットイメージ
  • 岡部 OutSystemsに出会ったのは2014年。当初は生産性が高いと聞いていたので翌年から取り組むことになり、エンジニア3名でチームを組んでプロジェクトをスタートしました。ですが、半分はまだ疑っていました(笑)。その3名の中にいたのが、当時の技術系ではエース級人材の人見です。他2名はプログラム専門の若手とお客様と話すのが得意な定年が近いベテラン社員。敢えてタイプが違う3名にしたところ、特にベテラン社員の方が気に入り、定年後の再雇用の条件にこの仕事がしたいと言うほどでした。この結果は予想外。レガシー的な技術を持った方がハマる姿をみて、これはベテラン社員の方々を活かす新しいツールになると感じましたね。今の新しい技術ではベテラン社員が活きる場所が少ない。そこを活かせると思ったのがOutSystemsに取り組んだ狙いのひとつです。実際に生産性を計測したところ4倍になることも分かり、他社との差別化にもなるツールだと思いました。
  • 人見 技術者の視点で言うと、良い意味で手が抜ける点が良かったですね。開発は設計書をもとにプログラミングしますが、プログラムの修正が入ると設計書も直さないといけない。けれど、OutSystemsはそれが必要ありません。
  • 岡部 これまでは紙の文化。お客様にシステムを納めて修正が入ると、紙の設計書にも修正を入れていた。それが増えると、先にプログラムだけ修正して紙の方を忘れてしまい、何十ヵ所、何百ヵ所もの修正を反映していない設計書が残り、再構築の際に使えないことがよくありました。その点、OutSystemsは設計書が画面なので、変更する際には設計書でもある画面を書き直すため、最終プログラムと設計書が常に一致しています。技術者でもある人見の見解では、常に最終の設計書が見られるのは保守フェーズに入ったら圧倒的に有利。そこに技術者的にはメリットを見出したようです。しかも、ちょっとしたテストがすぐできるのも使いやすいようです。

苦労の末に今がある。
「OutSystems」を使ったシステム開発における国内屈指の先駆者へ

国内屈指の先駆者へイメージ 国内屈指の先駆者へイメージ
  • 岡部 新しいビジネスモデルがこんなに順調に伸びてきたことはあまりない事例です。実は、親会社のSCSK株式会社が超高速開発基盤と呼ばれる分類の自社開発製品「FastAPP」を持っているので、スタートしてしばらくは自社製品優先という雰囲気はありました。それが変わったのは親会社のお客様が「OutSystems」を使いたいと言い出したことと、世間でも「OutSystems」が認知されてきたから。我々もやっと表舞台に(笑)。いろんな苦労の末に、ここまで漕ぎ着けることができました。
  • 人見 超高速開発基盤にはいろんな種類があり、設計情報からソースコードを吐き出すだけのツールはよく見かけるが、「OutSystems」は開発後の保守・運用を見据えた環境・機能を備えており、その点が優れている。また、見た目についてもほぼ自由に作ることができてCSSも書けるため、表現力の差が圧倒的ですね。これがお客様のメリットにもなるのでシェアが拡大したと思います。
  • 岡部 「OutSystems」を使って我々が提供しているサービスは、リモート開発、教育、導入支援の3つです。リモート開発はお客様が東京でも福岡でも、基本的に技術者は自社オフィスで仕事をします。これは「OutSystems」がリモート開発に向いているツールだからできることです。教育は技術者を育成する研修を行っています。我々がこれまで培ってきた技術を活かして、お客様の社内研修などに役立てています。導入支援は検討中のお客様にコンサルタント的な立場でインフラ選定から導入、ドキュメント体系や運用方針策定を支援するサービスです。
    現在、弊社がサポートしてOutSystemsを利用しているのは、通信業、社会インフラ系企業、自動車メーカー、その他の製造業、自治体などです。今期中には20名オーバーを目指し、将来的には50名を超えるチームに成長させたいですね。
OutSystems社員イメージ OutSystems社員イメージ
  • 岡部 浩太郎 おかべこうたろう 新規事業開発部
  • 人見 達也 ひとみたつや 新規事業開発部

OutSystemsお問い合わせ

エンジニアリング事業本部 プラットフォームデザイン部 宛